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ファーマシ―そま通信2016秋号

2016.10.06

ファーマシーそま通信 2016秋号
私たちのオススメ
 
~健康寿命を延ばすために運動、栄養、そして…… ~
 京都大学名誉教授 運動医科学研究所所長 森谷敏夫氏の講演より
             兒玉眞理子

 「健康寿命」は平均年齢から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間です。平均寿命と健康寿命の差つまり介護など誰かの世話にならないと生活できない期間は、平成22年において女性で12.68年、男性で9.13年です。毎年平均寿命は少しずつ延びているのですが、この期間はほとんど変わっていません。そしてこの期間に生涯の7割くらいの医療費を使うのだそうです。このままでは消費税を20%にしても追いつかないと厚生労働省が言っています。ちなみに男性の介護の始まりは脳血管障害女性は認知症が多いそうです。

 ロコモティブシンドロームという言葉を聞かれたことがあるでしょうか? ロコモは機関車のことで、ロコモティブシンドロームは「骨、関節、椎間板、筋肉といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、『立つ』『歩く』『走る』といった身体を移動する機能が低下した状態」のことです。動けないことは認知機能低下や脳血管障害につながるものです。
 サルコペニアという言葉もあり、「筋肉量の減少に加え筋力の低下あるいは動作能力の低下すること」をいいます。


 どちらも高齢者の運動能力低下の表現ですが、最近はひっくるめてフレイルという言葉を使います。フレイルの評価は、1.倦怠感あるいは疲労感 2.活動性の低下 3.筋力の低下 4.歩行速度の低下 で行い、3つ以上当てはまる人はフレイル群に入ります。フレイル状態で余命が予測できるそうで、フレイル群の人は7年後の生存率が50%程度になります。

 
 1万7千人のデータを分析したところ、指標の中でも、歩く速度がその人の余命を最もよく表していたそうです。秒速1メートルは時速4キロメートル弱です。
秒速0.2メートルで歩く男性は余命7年
秒速0.2メートルで歩く女性は余命12年
  
 なぜ速く歩けないと寿命が縮まるのでしょうか? 下半身には6割の筋肉があります。その筋肉が弱ることは第2の心臓が弱くなるということです。したがって速く歩けなくなると身体の血液循環量が少なくなるからです。
 何もしなければ、筋肉は1年に1%ずつ減っていきます。運動神経(脊髄にある)も年をとると死んで行きます。早い人は60歳から減って行くそうです。
 また、運動している人のほうが圧倒的にガンは少ない(Med Sci Sport Exerc 35:1546-1550, 2003)し、運動で脳由来神経栄養因子は増加する(Cotman andBerchtold,Trends Neurosci., 25:295-301,2002)ということですので、何もしないで放っておく手はないですね。
 

筋肉を増やす
 筋肉はタンパク質で出来ています。タンパク質を摂れば筋肉は増えるでしょうか?
調査によればタンパク質を摂っていなかった人よりは摂っていた人のほうが筋肉の減り方は少なかったのですが、それだけでは増えませんでした。一方、トレーニングをしても高齢者はさほど筋肉は増えません。しかし、トレーニングをしてから直後にタンパク質をしっかり摂ると若者なみに増えたのです。(筋トレ後20gの必須アミノ酸を摂取)
 また、最近わかってきたことですが、トレーニング前にビタミンCなどの抗酸化物質を大量に摂ると、トレーニング効果がありません。活性酸素による筋肉の刺激が必要なようです。摂るなら終わってから、寝る前にとりましょう。
 
 ただし、一般の高齢者は運動不足であり、余分な活性酸素を消すSODなどの酵素が弱っています。筋肉が萎縮している人、また抗酸化作用のあるものを食べない人は低レベルの活性酸素が体内にずーっとあり、それは筋肉を分解するそうです。抗酸化物質は適度に摂りましょう。「GBE-24」もいいですよ。


筋—骨相互作用
 筋肉は骨の形成にも関係しています。恐ろしいことに筋肉を使わないでいると、骨を壊すホルモン(ミオスタチン)が出ます。これは筋肉の喪失を誘発するだけでなく、直接骨形成を抑制することになります。ミオスタチンは筋肉を使っていると出ません。

森谷先生いわく、筋肉は最も偉大な臓器である。
 

~筋肉作りを助ける!!~
        兒玉眞理子

 筋肉を付けるには運動と栄養が必要。筋トレを効果的にするには、トレーニング直後のタンパク質(アミノ酸)が効果的ということでした。
 手軽に摂って頂けるものとして、必須アミノ酸にビタミンなどを配合した『ヘパーティッサンC錠』をオススメします。
 また、理想の肉体を作ると標榜しているトレーニングジムRIZAP(ライザップ)でも推奨しているALA(アミノレブリン酸)『キラリスLA』。体内の代謝をアップします。 身体のなかにあるものですが、年齢とともに減っていきます。ダイエットにもご利用ください。
 
 また、動けないけど脳の健康が心配な方、『脳活精』は脳の神経を育てる「脳由来神経栄養因子」を増やしてくれます。
 




〜心配な脳の健康に『能活精』を~
                      下岡久子

 社会の高齢化が進む日本では頭の健康の問題がクローズアップされ、高齢者のみならず社会全体の克服テーマとなっています。私にも90歳になる母親がいて、年相応の物忘れはあったのですが、この夏、暑い日が続き身体が疲れやすくなっていたということもあったのでしょうか、電話で話していた時、パニックになり考えがまとまりにくくなって、途中で落ち込んでしまうことがありました。これまでも日にちを忘れたり思い出すのに時間がかかったりすることはあったのですが、今回はとても心配になり『能活精』をのんでもらうようにしました。しばらくすると、だんだん明るい声になり、よく笑い、しっかり話してくれるようになりました。頭もすっきりし体調もよいようで、自分から飲み続けたいと言ってくれました。
お客様からも「『能活精』を飲んでいると電話で話していてもきちんと話がかみ合うようになったと話し相手から言われるのよ。」というお声をいただいたり、頭がスッキリし考えがまとまるなどと喜んでいただいています。

 1)
脳神経細胞の保護
 2)
脳血流の改善
 3)
鎮静作用
 4)
滋養強壮

 脳の老化防止を助ける、この四つの作用を持つ『脳活精』は、受験生パソコン疲れ不眠ストレスの多い方も是非お飲みになってください。

 

 
~風邪になりそうな鼻・のどには『板藍のど飴』~
下津美穂

 だいぶ暑さも落ち着いて涼しくなってきましたね。
 今年の夏はとても暑く冷房を一日中付けた状態で過ごす日が多くありました。
 長く冷房にあたっていたら、鼻の奥や喉が乾燥してるような不快感があり、風邪を引きそうな時がありました。そんな時に、イスクラの『板藍のど飴』を舐めていると、次の日には不快感がすっかりなくなっていました。
 
 『板藍のど飴』は、アブラナ科のホソバタイセイの根を乾燥した板藍根のエキス末を配合したのど飴です。
 板藍根は生薬の一種であり、抗ウイルス作用があることから、中国では、昔から風邪やインフルエンザなどの感染症予防に使われており、のどの痛みやいがらっぽさの症状を緩和すること以外に、解毒作用や解熱作用、抗炎症作用などの働きも期待できるようです
 

 『板藍のど飴』の味は、ほんのりレモン風味で、あっさりした甘さです。一般的なのど飴にあるミントの強い刺激はありませんし、飴なので水がなくても口に入れられるのと、どこでも持ち歩きできるのもいいですね。 

 喉が痛いときはもちろんのこと、軽い風邪症状に対して薬を飲む事に抵抗があるときに、手洗いうがいに加えて『板藍のど飴』を試してはいかがでしょうか。
  風が冷たくなってくる季節なので、風邪予防にこれからも活躍してくれそうです。