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ファーマシーそま通信2024年春号

2024.05.03

       ファーマシーそま通信 2024春号
                  私たちのオススメ


 〜いよいよ「花粉症」の季節が始まります!!!~
    漢方薬なら眠くならずに症状を改善できます。
                                         川元尚子
今年も花粉が飛び始め、既に鼻や目がムズムズしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目の痒み、不快で苦しいですね。
漢方薬を症状に合わせて服用することで、これらの症状を改善させることが可能です。
「病院のアレルギーの薬を飲むと眠くなって困る」という方も漢方薬ならばそのような心配はありません。

白い鼻水がタラタラ出る
〈小青竜湯〉 身体を温めて水分代謝を改善します。
鼻づまり黄色い鼻水
〈辛夷清肺湯〉 肺の熱を取り除き鼻の通りを良くします。
目の痒み
〈荊芥連翹湯〉 血液中の熱を取り除き、痒みを発散させて改善させます。
アレルギー症状が強い時、くしゃみが止まらない、などの時
〈麻黄附子細辛湯〉 漢方薬の抗アレルギー剤的な働きをします。
また場合によっては、喉のイガイガ咳が出る目が赤く充血する、などということもあります。その時も症状に合った漢方薬がございます。
 
あるお客様の場合です。
  • 花粉の時期になると、ものすごい目の痒みと鼻水が止まらずにティッシュペーパーが手放せない、という方がいらっしゃいます。症状に合わせて漢方薬を何種類か組み合わせておすすめしたところ、「服用すると1回目から痒みと鼻水がピタッと止まった。」とおっしゃっていただきました。それ以降花粉の時期には漢方薬を手放せないそうです。
  • 学生さんです。病院のアレルギーの薬を飲むとどうしても授業中に眠くなってしまう、ということで漢方薬をお勧めしました。
  • 鼻水、くしゃみ、目の痒みの症状でしたが、漢方薬で乗り切り大学受験も見事に合格されました。
 
ただし、漢方薬はその時々の症状に合わせて的確に選択し、組み合わせて服用することで効果を発揮することができます
当店では各種漢方薬を取りそろえ、ご相談をお受けしています。
あなたに合った漢方薬をお選びします。



~運動と脳の健康   
                        
 兒玉眞理子 
  日本の認知症高齢者数は2025年には700万人となり、65歳以上の5人に1人の割合に達すると厚生労働省から発表されています。最近アルツハイマー病に対する新薬が承認されましたが、未だ根治療法や予防薬が確立されていない現在、服薬以外で、認知症の予防もしくは発症遅延の方法を実践するしかありません
<認知症の関連因子>
認知症の予防には、危険因子や保護因子を明確にして各々に対応する必要があります。生涯を通じて12の危険因子(教育歴、聴力低下、高血圧、肥満、過度の飲酒、頭部外傷、喫煙、うつ、身体活動低下、社会的孤立、大気汚染、糖尿病)をコントロールして脳の健康状態を改善できれば認知症の40%は予防できる可能性があると「2020年ランセット認知症予防・介入・ケア委員会」の見解が報告されています。
その代表的な危険因子の高血圧、肥満や糖尿病といった生活習慣病の予防策の1つである運動や身体活動を増やすことは、認知症予防の面からも重要であると推測されます
脳は、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知機能と感情(情動)を含めた精神(心理)機能を司る中枢です。これらの機能が障害され、日常生活に支障をきたす状態を総称したものが認知症です。
<MCI>
認知機能が低下して、健康な状態と認知症の中間の状態を軽度認知障害(MCIと言います。MCIの状態の高齢者は400万人(全高齢者の13.5%)いると推定されています。
MCIは1年で5~15%の人が認知症に移行しますが、1年で16~40%の人は健常な状態になることが分かっており、適切な予防対策を講じることで、健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが期待できます
<海馬>
海馬は記憶を司る脳の部位で、記憶、学習、判断といった重要な役割を果たしています。
アルツハイマー型認知症は特に海馬の強い萎縮が特徴的です
 私たちの脳は、一般的に30代から様々な要因で徐々に萎縮が始まり、65歳くらいになると肉眼的にも「あきらかな萎縮がある」状態であることがわかるようになります
 脳では毎日、神経細胞の脱落が起きており、これが脳の萎縮の主な理由のひとつです。しかし、大脳皮質には140億個もの膨大な数の神経細胞が存在していること、脳には強い「代償能力」があり、脱落した神経細胞の代わりに新たな神経伝達の経路を作り出すため、脳の機能に急に大きな影響を与えることはありません。また、海馬には神経細胞を新生する細胞(幹細胞)が存在しているので脳の機能や体積が何歳になっても増大する可能性のある部位であることが海外の研究で明らかになっています
<運動習慣>
 日頃の運動習慣がアルツハイマー病などの認知症発症リスクを低減させる可能性が、これまでの大規模疫学研究において示唆されています
 たとえば、認知機能障害のない1740名の高齢者を対象に平均6.2年間追跡して、習慣的な運動の有無と認知症の発症を調査した米国で行われた研究では、運動習慣が週3回未満であった高齢者と比較して週3回以上の高齢者の認知症発症リスクが約30%低くなっていることがわかりました。さらにその運動の内容は、ウォーキング、サイクリング、水泳、ゴルフなどの複数の種目をくみあわせて実施することが高い予防効果に繋がると示されました。
 また、カナダで行われた4615名の65歳以上の認知機能に問題のない高齢者を5年間追跡した調査においても、ウォーキングよりも高強度の運動を週3回以上行った群は、運動習慣の少ない群に比べて、認知症の発症が有意に少ないことが報告されています。
 近年の研究から運動は単に体に良いというだけでなく、認知機能の向上や、神経障害からの回復等、脳・神経系へも多様な効果を持つことが明らかになってきています。
 アルツハイマー病モデルのマウスの実験でも、運動したマウスのほうが、安静にしていたマウスよりも海馬の大きさが増大し、記憶・学習機能が改善していたと報告があります。
 120名の高齢者を対象に有酸素運動群とストレッチ群に分け1年後に海馬の大きさを比較したところ、有酸素運動群の方が有意に海馬が大きくなっていました
 
このように健常高齢者を対象とした研究では、運動の実施によって認知機能の向上の可能性が報告されていますが、MCIを有する高齢者に対する研究では、必ずしも有意差のある効果は認められていません。しかし、「コグニサイズ」と称される有酸素運動課題と脳活性を促す認知課題を組み合わせた運動に加えて、運動の習慣化を取り入れた複合的運動プログラムでは全体的な認知機能や言語流暢性、記憶や脳萎縮に対する維持・改善効果が認められたという報告がありました。
 
ドイツ製イチョウ葉エキス
運動は認知症の予防に効果があることがはっきりしてきたのですね。でも、MCIの段階に突入してしまうと、かなり努力が要りそうです。
 ドイツ製イチョウ葉エキス(EGB761)は、ドイツでは医薬品です。他のイチョウ葉エキスとは一線を画しています。数々の研究がおこなわれており、軽度認知障害(MCI)の人にも、認知機能の改善、全体印象度の改善が認められています。もちろん健常な人の認知機能へもメリットがあります。
  • 日本では、皆様ご存じの『GBE-24』と名前を変えていますが、同じものです!!
運動が苦手な方、出来ない方、ぜひ、お手伝いさせてください。



~枕が合わなくて眠れない!?~
                    兒玉眞理子

 私は、枕がなかなかピッタリ合いません。寝てしばらくすると首が痛くなったり、肩が凝ってきたりするのです。朝になると、首がガチガチに固まっていることもあります。寝具売り場でオーダーしたり、整形外科医設計の枕、水枕、低反発枕、そば殻枕、パイプ枕、羽枕など様々な素材、また、テレビで紹介していたバスタオルを重ねる枕、次々に目移りして枕は山のようになりました。不思議なことにホテルで泊まると、よっぽど高い枕でなければ、たいていのところで眠れます。家では、新しい枕は初めはいいのですが、しばらくすると不具合が起きてきます。不思議です。
以前、漢方の勉強会で、「起床時に首や肩が凝っている人は寝る前に、睡眠の質を良くする『救心感應丸気』をのむとよい。」と聞いたものの、私は物理的に枕の形が合わないから関係ないなあと思っていましたが、まあ、試してみようと、寝る前に3粒服用しました。さて、朝はどうかというと、首は凝っていて全然効いてない! やっぱり関係ないか。
それからしばらく経って、思いついたのが皆様にお勧めしている舌下におく方法寝る前に舌下に置いて、朝までそのままにしておいたらどうだろうか
そうすると、割と朝スッキリしたのです。数日続けてみて、同じような結果。抜群に良いとは言えない日でも、
酷いことにはなりませんでした。
 あまりにも合わない形の枕は凝りの原因になるでしょうが、意外と睡眠の質が関係していたのかもしれません。
同じようなお悩みの方、一度トライしてみても良いのではないでしょうか。



~鹿茸の抗腫瘍効果~

鹿茸(鹿の若い角)は漢方でいうところの腎を補う漢方薬として最高のものですが、現代医学でもいろいろ研究がなされています。中国やその他の国の研究機関から、鹿茸の抗ガン作用についていくつか発表されています。
前立腺がん細胞の増殖を抑制し、がん細胞のアポトーシスを誘導する作用のあることが知られています。また、PSA値(前立腺がんのマーカー)を低下させる効果があるほか、抗がん剤シスプラチンの毒性を低下させることが分かったそうでうす。
大腸がんを発生しやすくしたマウスに鹿茸エキスを投与したところ、大腸がんの前がん病変である異常陰窩巣が有意に少なくなりました。大腸がんの予防効果があるとする韓国の研究もあるそうです。
膠芽腫は進行の早い悪性の脳腫瘍です。鹿茸はヒト神経膠腫細胞のアポトーシスを誘導し、腫瘍細胞の増殖を阻害する効果が認められたそうです。 (アポトーシス:細胞の自然死)