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ファーマシ―そま通信2022夏号

2022.06.03

ファーマシーそま通信 2022夏号
私たちのオススメ

☆入浴のススメ☆
新見祥恵

 日本人はお風呂が好きですね。でも忙しい現代では便利なシャワーが普及していることもあり「一日の疲れをお風呂で取る」という習慣が減っているように感じます。入浴にはいいことがたくさんあります。今一度お風呂の良さを再確認して、入浴を心がけてみませんか?

  まず、入浴すると体に3つの物理作用が働くことをご存知でしょうか。

①温熱作用
 温かいお湯に浸かって体が温まることで血管が拡がり血行が良くなります。筋肉が緩んで関節の緊張が和らぎます。高温浴(42〜44℃)の場合は交感神経の緊張を促し活動的に、微温浴(35〜38℃)の場合は副交感神経が優位になって精神的に安らぎ落ち着いた気分になります。

 効果:疲労回復、リラックス、快眠、肩凝り・腰痛の緩和など

②静水圧作用
 体全体に水圧がかかることで血液の流れが良くなります。これは滞っていた血液が心臓に戻されることで心臓の働きが活発になるためです。リンパ液の流れも良くなります。

効果:血流改善、新陳代謝の向上、肌の健康保持、足のむくみ解消など

③浮力作用
 水の中では浮力を受けて体が軽くなります。首まで浸かると体重がおよそ1/10になります。そのため水やお湯の中では全身を支えている筋肉が重力から開放され関節もほぐれます。体が軽くなることで全身がゆったりとリラックスした状態になります。

効果:腰痛の緩和、リラックスなど ≪ 次ページへ続く ≫

 お湯に浸かるメリットはたくさんありますね。これらのことをふまえた目的別のおすすめ入浴法、どうぞご参考になさってください。

ストレスを解消したい時
 40℃くらいのお湯にゆっくりと浸かるとよい。
安眠したい時
 寝る2時間くらい前に38〜40℃のお湯に30分くらい浸かるとよい。布団に入る頃にちょうど体温が下がってくるため、寝つきが良くなる。ただし、体温が下がってくるタイミングは人
によって違いがあります。
これからひと仕事する時
 42〜43℃の熱めのお湯に短時間浸かる。交感神経を刺激して心身の緊張を高めるため、活動的な気分になれる。ただし長湯は厳禁!
肌を美しくしたい時
 40℃前後のぬるめのお湯に浸かる。湯温が高いと保湿成分が皮膚から溶け出して乾燥の原因になる。お風呂上がりの保湿ケアをしっかりと。

 いいことがたくさんある入浴ですが、気をつけなければいけないこともあります。お湯に浸かる時間に比例して心臓や肺への負担が大きくなることと、長風呂でたくさん汗をかくと脱水症状を起こす危険があることです。一般的にお湯に浸かる時間が30分を超えると体への負担が大きくなると言われているので注意が必要です。心臓や肺に疾患のある方は温度は38℃くらいで湯量はみぞおちの辺りまで(半身浴)にする方が良いでしょう。

 ここで入浴効果をさらに高めるのに効果的なのが入浴剤です。古くから人々は天然の温泉を利用して病気やケガの治療に役立て、端午の節句の菖蒲湯や冬至の柚子湯のように薬用植物を用いた薬湯に浸かる慣習を受け継いできました。今では目的別に数多くの入浴剤が市販され、選ぶのも楽しみの一つとなっています。そこで、ファーマシーそまで取り扱っている入浴剤をご紹介いたします。

『プロマグマ』
 本物の温泉水(別府海地獄温泉水)を粉末化して配合したマリンブルーの薬用入浴剤です。有効成分が温浴効果を高め、血行を促進します。優雅な香りも特徴です。
『マムズケア』
 大自然の岩石から天然ミネラル元素を効率よく抽出したスキンケア入浴液です。新陳代謝を高め発汗作用を促して菌の繁殖を抑制することで素肌を清潔で健康な状態にします。100%天然成分で無香料・無添加。微香・微色は天然成分特有のものです。
『アトピスマイル』
 有効成分「ライスパワーNo. 1-D」配合の薬用入浴液。「ライスパワーNo. 1-D」は日本で初めて認可を受けた米由来の入浴剤用医薬部外品有効成分です。高いスキンケア効果と温浴効果を実現します。天然香料(森林の香り)のみを使用しています。
『バスミンリンS』
 酵素・生薬・天然植物エキス配合の薬用入浴剤です。タンパク質分解酵素が洗浄効果を高め、生薬(柚子・レモン・ウンシュウミカン末)が温浴効果を高めて血行を促進し、6種の天然植物エキスが肌のうるおいを守ります。フローラルの香りで色はきれいなグリーンです。
『バスコーソ』
 北海道産の針葉樹(主にトドマツ)のオガクズに発酵素材(大豆粉、米糠)と大高酵素(植物エキス発酵液)を加えて培養し、さらに有効成分(塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム)を配合し木綿の布袋に詰めた酵素浴剤です。布袋ごと湯船に入れて煎出して使います。身体を芯から温め、お肌もスベスベになります。天然素材で作られており、使用後の中身はプランターや庭土に混ぜて自然に還元することができる、からだと環境にやさしいユニークな入浴剤です。 ※お取り寄せ商品となります

 暑くなるにつれて汗による肌トラブルが増えていきます。またクーラーによる冷えにも注意が必要です。肉体疲労やストレスは季節を問いません。暑い日でも入浴を心がけて健やかな毎日をお過ごしください。
(参考:日本浴用剤工業会、大阪市ええことづくめ、アース製薬など)



☆注目の油! オメガ7オイル、パルミトレイン酸☆
―細胞膜を柔らかくして若さを取り戻すー
坂本良恵
 
 
 油にはサラダ油のように液体のものと、牛脂のように固体のものがあります。液体の油には不飽和脂肪酸が多く含まれており、固体の油には飽和脂肪酸が多く含まれています。
 私たちの細胞の表面を覆っている細胞膜の代表的な成分も、「脂質」(油)です。
 生体の膜を作る脂質は、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の両方を持っていますが、その比率によって、膜の流動性、柔軟性が変化するといわれています。膜が流動性を持った柔らかいものであるためには、不飽和脂肪酸が多く必要になります。
 細胞膜平面上の流動性は生命活動において非常に重要で、たとえば、低温で活動する動物では、低温でも柔らかさを確保して生命活動を活発にするために、不飽和脂肪酸の割合が多いことが知られています。

 皆さん、よく耳にされる、DHA、EPA、リノール酸、リノレン酸など、オメガ3,オメガ6、オメガ9とよばれている油が、この不飽和脂肪酸です。

 最近、第4のオメガオイルとしてオメガ7(パルミトレイン酸)の効果が注目されています。
 当薬局でも、それぞれのオイルの含まれた商品、また、オメガ7が豊富に含まれているサージという果実を使用した商品が用意されています。

 サージの果実から取り出したオイルはオメガ3,6,7,9まで全4種類の不飽和脂肪酸、さらにビタミン、フラボノイドなど多種類の栄養素を備えており、他の植物の果実にはないとてもめずらしいものです。なかでもオメガ7(パルミトレイン酸)はマカデミアナッツの数倍多く含まれているそうです。
 オメガ7(パルミトレイン酸)は必須脂肪酸(体の中で作り出せないために、食事の際に取り入れなければならないもの)ではないため、重要視されていなかったものですが、最近研究も進み、数々の健康、美髪、アンチエイジング効果の実証が報告されているようです。

 『ホンサージ』(サージオイル)、『シンサージ』(サージフラボノイド)、『セサージクリーム』には、このオメガ7(パルミトレイン酸)が豊富に含まれています。(取り寄せ商品となるものもございます)。
 2021年夏号でお話ししたとおり、私も赤い粒の『ホンサージ』を飲みだして1年近くになります。

『ホンサージ』を服用しだして、9か月したころ、化粧品店のお肌診断で、透明度約90パーセントとなりました。今まで経験したことがなく、とても嬉しかったです。
頭髪がしっかりしてきて、さらに肌の美白効果も感じられます
☆このカプセルを潰して、中のオイルを、繰り返すアトピー性皮膚炎の部分に塗ると、かゆみや炎症が2,3回でおさまりました

 このようにとてもわかりやすく効果が現れました。
 数々の栄養成分を持ち、細胞を柔軟に保ち、血管を柔らかくする効果から、血流アップにつながって、諸々の効果がでているのではないでしょうか。
 美容
健康に大切なオイル、ぜひお試しください!!