子宝相談

不妊治療の技術は進歩したのに子宝に恵まれず悩むカップルは増えています。なぜでしょうか?
それは社会の変化です。乗り物やエレベーター、便利な電化製品に囲まれて、昔に比べて体を動かさないで済むようになり、その一方で精神ストレスの多い社会となりました。
それに加えて出産年齢も高齢になってきています。
様々な悪条件が重なり、本来備わっているはずの妊娠する力が弱くなっています。いくら医療技術で受精卵を作り助けてあげても、育てる力がなかったり、それ以前に卵子が老化してしまったりしています。
日頃、子宝になかなか恵まれないで悩んでいる方々のご相談をお受けしていて切実に思うのは、「できるだけ早く自分の体質、食事、置かれている環境に気が付いて、手当てをしてほしいなあ。」ということです。生理痛はないのが当たり前。例えばそんなことに早く気づいていただきたいと思います。今からでも、遅くはありません。生活改善と漢方薬、サプリメントで十分お手伝いができます。まずは、妊娠できる身体作りをめざしましょう。

子宝体質への改善

特別な体質があるわけではありません。身体が本来あるべき健康な姿であれば、妊娠は可能なはずです。ただ、人類は垂直歩行を始めたときから、内臓が骨盤の中に押し込められ、骨盤内の血流が悪くなりがちになり、他の動物に比べて妊娠しにくい動物となりました。
「血」のめぐりをよくするにも、何が原因かによって方法は異なります。生まれつき生命力が弱い方や消耗が激しくて生命力を使い果たしている方にはエネルギーを補います。胃腸の働きが弱くてエネルギーを補えない方はまず胃腸を改善するのが大事です。「血」の力が不足して血流が悪くなっている方には血を補います。なかには「水」が滞っていて冷えを引き起こしている方があり、それは「水」をさばいてあげると良いのです。また、仕事や家庭のストレスや、妊娠しないことのストレスで熱が籠ってしまったり、「気」の流れが悪くなってしまっている人はそこを鎮めてあげなければいけません。
そして、すべての方々に言えることは、身体を動かすことです。しっかり心臓を動かして血流を良くしていただきたいです。

漢方薬は体質改善につながる

冷える、のぼせる、むくむ、皮膚が乾燥する、胃腸が弱い等、病気で急になったのではなく、生まれつきの体質、常に悩まされている症状を改善するのは西洋薬は不得意です。
例えば「冷え」は代表的な症状ですが、漢方なら様々な方法が提案できます。また、「冷え」だけに着目するのではなく、身体全体のことを考えて決めるので、いわゆる「体質」が変わっていきます。

漢方薬は不妊治療よりリーズナブル

病院で行っている不妊治療は、タイミング法、人工授精、体外受精とステップアップして行きますが、それぞれ1回が3000~1万5000円、1万4000~3万6000円、28万~45万円くらい掛かります。最上の漢方薬を服用しても1か月3~5万円。1年間飲んでも体外受精の1回分にしかなりません。

体質に合わせて調剤できます

漢方薬は体質に合わせて選ぶもの。どんな人にも一律の薬品を処方する西洋医学と大きく異なる点です。個人個人に合わせたものになります。同じ処方でも加減をすることもあります。

女性特有のお悩みを何でもご相談下さい。

生理前のイライラや便秘、肌荒れなど、女性ホルモンの影響で起きる不具合いろいろありますね。そのような悩みも漢方は得意としています。スタッフはすべて女性。安心してご相談ください。